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#10 Olde Homesteader / HENLEY NECK LONGSLEEVE

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  緊急事態宣言を解除されたものの今までにない普通の生活再開。おまけに県独自の自粛要請は2週間延長の3月21日まで。飲食業界に限ったことではなく観光レジャー、運輸関連など挙げればキリがないですがミナ疲弊しきってます。私の業界もですが・・・。追い打ちをかけるように怖いのは変異種株ときたオイオイ。

 

 春先のインナーとして軽い気持ちで白、ロンT、ヘンリーネックの条件で探してたらまたもや暴走。予定してた購入金額が加算、加算、加算と大幅アップ。何考えてんだか・・・。白探してたんじゃないの?

 

Olde Homesteader

HENLEY NECK LONGSLEEVE  Swedenish army Rib / MOTTLED GREY

 

 春先と書きましたが長袖なら夏以外の3シーズンで着用できるものがいいに決まってる。必然的に厚手の生地。ヘビーウエイトの長袖を軸に探しいてみたところリブ編みに目が留まってしまった。リブ編みと書いたもののリブ編み、片畦編み、両畦編みの区別などボンヤリしかわからない。畦の太さ、生地厚さが好みにあえばそれでいいから(駄目だね・・・)。

 

 たどり着いたこのアイテム、袖のリブはいいが、裾のリブの「有り」「無し」で一考を投じてみた。インナーとして使いたいたいので「羽織ものからロンTの裾が出てしまうのは如何なものか?」と、どうでもいいことだがココ大切。結論はどちらでもいいのではなか・・・臨機応変に(爆)。有りと無しを両方揃えればいい。

 

 世間でいう鉄板カラーは誰が決めたか知らないがホワイト系(このブランドではアイボリーになる)。しかし汚れを気にする几帳面(貧乏性ともいう)さが足枷になり、念願のホワイト系は避け落ち着いた印象を受けた少しオリーブが入るグレーにした。気に入れば他の色を買い足しすればいいし、すぐホワイトが欲しくなるに決まってる。

 

 夏物の白Tやヘンリーネックは清潔感があっていいが、初老に憑き物の黄ばみ、シミは避けて通れない。無印の安価な太番手天竺編みも登用。ローテーションってやつ。もちろんお気に入りのホワイトアイテムを持っての話しだが増殖させないと玉が足りないかも。 

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 そもそも初めて知ることになった Olde Homesteader なるジャパンメイドのブランド。生地は兵庫県西脇市播州織を使用して下着の着心地の良さを追求。リラックス感のあるシルエットに丁寧なステッチワークを加味することでカジュアルとしても対応したと理解した。こうした創業者、作り手の思いも購入動機の一つとなります。

 

 洒落た専用の化粧箱を御開帳。シルエットはややタイト。「リラックス感のあるシルエット」には疑問だが、馴染んだらまた違ってくるのだろう。特徴として肩幅を大きく取ってるので見頃がほぼ長方形。この仕様は自身の肩幅で肩の位置を馴染ませ癖付け(?)させるというもの。ホントそうなるかはわからない。

 

 生地は Swedenish army Rib といいスウェーデン軍に採用されたアンダーシャツをモチーフにした Japan made のリブ編み。「へ~そうなんだ」って程度の知識の低さに閉口。肉厚の生地の凹凸で肌との接地面が少なくなることで保温性と通気性、そして伸縮性が着心地を良くしてくれるという触れ込みは間違いないと思うのだが真夏はしんどそう。というかはっきり言って無理。 

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  このモデルとは別にインターロック(スムース編み)のモデルもありますが、サイズ表記がインターロックモデルより1サイズダウンになってる気がします。今回のリブ編みは「40」ですが、インターロックだと「38」がベストサイズになるはず(未確認)。

 

 余談ですがインターロックという表記を見て、ミシン縫いのインターロック、オーバーロックが思い浮かびしばらく考え込んでしまいました。両面編みのことなですね。知らなかった。 

 

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 首裏は二重仕立て。 

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 ヘンリーネックを選ぶにあたりイタリア伊達男の色気をとるか、アメリカらしいビンテージ風のエイジングをとるかで選ぶ基準が変わってきます。でも今回選んだのはどちらにも属さない日本流と捉えてます。

 

 ヘンリーネックのアイコンはもちろんネック部分。前立てが長ければボタンを外したときのエロさ(私だと、ネチネチした厭らしさ)がありますが、前立ての長さはあっても幅が広いのでエロさが激減してるように感じます。しかも前立ての生地、色調が違うので前立てを誇張すぎる。

 次にアメリカっぽさのビンテージというと野暮ったさ。細部にわたる拘りや洗練されたデザインは似つかわしくない。サイズ感はタイト、ジャスト、オーバーサイズで着こなすかは個人の嗜好だがジャストサイズを勧めたい。そもそも swedenish army rib からしアメリカは無縁。

 

 ネコ目の貝釦。白が際立つのですがパール調の上品な輝きがないので高瀬貝を使ってると思います。ヘンリーネックで貝釦を使うこと自体凄いと思うのですが。

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  脇下には三角形のガゼット。肩幅は癖がついて体に馴染むような仕様だが、身幅はこのガゼットに合わせたサイズ選びになると思う。所以ジャストサイズを選ぶ根拠になってます。

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  広げてみるとこんな感じ。クドイようだが肩幅は落ちるようになっるがオーバーサイズではなく身幅はタイト気味。ガゼットの仕様目的を考えてみて思い当たる節はあるのだが確信はない。手持のものを確認してみると国産のコットンセーター1着が同じ仕様のがあった(それだけですが)。

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 袖には畦編みのリブがあり袖元、袖先とパターンが違う仕様。当然だが先端のほうが目が詰まってます。試着し、袖を巻くってみると締め付けがキツイ。袖が捲れないようにか?とも思うが、袖先が洗濯してビロビロに伸びなければいい。

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  裾も2パターン。体にピタッと密着するくらいの締め付け感。だら~んと伸びることはないと思うが期待は禁物。

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  着心地は体を柔らかく包み込む感じ。流石下着の発展形。サイズ感は自分に関してはジャストを購入。38だと体のラインがハッキリわかると思うから。38と40のサイズ感、瞬時にandersen-andersen The Navy crewneck の S と XS のサイズ感と同じだ思いました。って自分しか分かりませんね(爆)。

 

 価格的には高額になるが、同額いやそれ以上の舶来品と比較対象になりうる国産ブランドが増えたことは嬉しい限りです。山形あたりのニットにも手を出してみたい。

 

 その前にもう1着ないし2着はヘンリーネックを集めようかと思う。