"Stay hungry. Stay foolish." 50s a rugged man

好きなもの、好きなことのblog

RJ by RING JACKET / シャツブルゾン コットンドリル

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RJ by RING JACKET / シャツブルゾン コットンドリル オリーブ

 

 タートルネックニットと同時に気になったものがこのブルゾンです。フレンチワークジャケットをイメージソースにデザインされたものらしい。かつてコーデュロイのフレンチワークジャケットを持ってましたが朽ち果ててしまい処分。シャツアウターとして意外と利便性が高く真夏、真冬以外はオールマイティに活躍してくれました。これが空白になってしまいデニムのジージャンで補ってたのですが限界があります。

 後ろ髪を惹かれる思いで未練タラタラ。諦めようとしましたが1日と持ちませんでした(アホ)。買ってしまえ30%off だろう!と。2、3日後には手中に収めたわけです。

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  カラーはこのミリタリー感のあるオリーブと洒落っ気たっぷりのフレンチブルー(ロイヤルブルーっぽい)の2色。フレンチブルーで決まりかけてましたが一つの疑問がわきました「若作り」?否(いや)年がいってるからこそ派手に?と独り言が増え、次第にオリーブに傾きました。決定打は合わせのしやすさ。

 

 見た目シンプルな3つのパッチポケット。パッチポケットがない右の胸には内ポケットのステッチが見えるような仕様で間延びを感じさせないデザインになってると思ってます。そしてカジュアル感がありながら上品な雰囲気。生地はハリがありコシもあるコットンドリル。着下ろしてないので硬さもありますが柔らかさも出てくるでしょう。エイジングも楽しめそうです。

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  袖は本切羽で仕立てられボタンはナットでしょうか?

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  スリットもついてカジュアル感がオフモード。

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 後ろ見頃はサイドプリーツ仕様で厚手のコットンには必要不可欠かも。

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  厚手で光沢のあるオリーブ色のコットンはコーディネイトが幅が広がります。色合いも暖色、寒色と季節に合わせてもよし、同色系、コントラストに合わせても良しと万能じゃないでしょうか。ジャブジャブと洗濯を重ねながら体に馴染ませます。

RING JACKET Napoli / Turtleneck Knit

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 RING JACKET Napoli / タートルネック ミドルゲージ ウール・カシミアニット

 

  2020A/W欲しいものリストに何故か所有してないニットのネービーを挙げてました。しかし数的には揃ってるので優先順位は低く、何か気に入ったものがあれば買おうかなという程度。しかしニットを買うといっても素材、編み方・縫製(実はよくわかってませんが)、ネックの形状、用途(コーデ)、裾・袖の仕様、フォルムとチェックするとキリがありません。それにブランドの多さに閉口します。海外物から山形産までと・・・。

 それが予期しなかったRING JACKET からの”VIP SALE 30% OFF”(自分ってVIPなの?)のメール。時期的に少し早く感じましたが ONLINE STORE を覗いてみると「在庫が揃ってる」・・・買わなきゃと相手の思う壺(こりゃイカン)。購入モードに突入してしまいました。その結果琴線に触れたのがコレと想定外のあと一つ。 

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 さて、こちらの RING JACKET Napoli :日本で企画し、ナポリの職人が手縫を多用して仕立てるという日伊の技術が融合したレーベルです。いわゆる「逆輸入」っぽい感じかと思います。Napoli は初めての購入です(お値段がそれなりに高額ですから)。

 ニットの商品説明にはフルファッションだのリンキングだのココ手縫とありますが正直わかりません。しかも目を凝らしココの部分手縫かなぁ?って確認しませんから(まっとうな人なら)。大切なのは着心地。 

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 素材はウール70%・カシミア30%を2PLYにして5ゲージで編んだもの。欲を言うならカシミア100%がいいのですが価格は2倍で高嶺の花。30%オフでも無理。5Gってローゲージじゃないか?と思って敬遠してたのですがミドルゲージとしてのアナウンス。糸の撚りの関係かな?とも思いましたが2PLYって双糸ってくらいしかわからないし知るすべもないのでどうでもよくなりました(爆)。聞いても専門用語の連発で頭が混乱するだけですから。

 ただカシミアが30%混入するだけで肌触り柔らかさ、軽さがちがいます。カシミアの恩恵を過大評価してるかもしれませんが体に吸い付くような感覚です。

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 裾、袖のリブの端も丁寧に仕立てられるのが見て取れます。

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 目につかない何気なく存在する仕立ての蘊蓄を語れるなら面白いだろうなぁとは思いますが無理ですね(笑)。

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 高額になるとどうしても「価格に見合ったものか?」、「費用対効果は?」、「耐久性は?」と慎重になってしまいます。どうしてこんなに高額なのか?から入ってしまうので生半可な知識を蓄積して頭でっかちになり、一番大切な着心地が疎かになってしまいがちです。できることなら10着、20着と遠慮なく試着しまっくて、納得のいく着心地のものを買えばいいのですが性格的にそうはいかないのが辛いです。しかも試着って予想以上に汗ばみます。

 

 冒頭に書いた「その結果琴線に触れたのがコレと想定外のあと一つ」の「想定外のあと一つ」をやってしまったのである(爆)。

Camping Gear の手入れも怠りなく凡事徹底

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 キャンプ撤収作業時のおおまかな点検は、テントやウッド製品の乾燥ができてるか!そして洗い物。ただし洗いものにも時間の制約があり食器類のみで、キャンプギアは手つかず(自宅でゴシゴシ)。しかし私の流儀は凡事徹底。後日天気がいい日にcamping gearを引っ張り出し、再度テントの乾燥チェック兼破れ破損等の確認。それに続きフレームの欠損、ペグやポールの泥落とし、ランタンの掃除、消耗品の補充とすべきことがたくさんあります。特に木製はカビの温床となるので念入りに。

 

 そこまでして手入れをするのは、次のキャンプで皺がないテントを気持ちよく張りたい。不測の事態を少しでも避けたい。長く使いたい。はじめ妻からは私のやりすぎ感を呆れてましたが、今では良き理解者です。「いつもキレイで気持ちがいい」と仰ってくれます。モノを大切に使う。それに対してモノが応えてくれるかどうかわかりませんが、私の愛着が湧くのは確かです。

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  今回のキャンプでデビューとなったタープのメインポールの画像です。ブラックのポールがそうですがショックコードがついているのでポールの長さ調整ができません。レッドポールも同メーカーのsnowpeak製ですがポチっとついてる部分が留め具となってますのでタープの高さを自在に操れます。 素材も価格もカッコよさもレッドが上。大切に使いたいです。

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  エントリーモデルということですが機能面で劣ることはあまりないと思います。一つ気になったのが40cmのペグの方が安心感があります。しかし買う予定はなく30cmでタープが崩壊しない設営を心掛けたいです。

 

三日月の滝温泉キャンプ場

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  11月7日から1泊で大分県玖珠町にある三日月の滝温泉キャンプ場に行ってきました。「ホント久しぶりのキャンプだなぁ~」って妻と話してたんですけど、今年の初キャンプ。緊急事態宣言によるキャンプ場の閉鎖や他県民の方はお断りという理由で散々でな目に遭ったなぁとシミジミ。探せば利用できるキャンプ場はあるのですが真面目に自粛。その当時のことが今思い出すと懐かしささえ感じます。

 

 ここのキャンプ場はリピーターなんですがいつもと違うのが2点つ。

・一つは長男が塾を休みたくないからと断られたこと(エライ!)。長男は祖父母のところにお世話になりました。

・もう一つは、道中紅葉がポツポツと始まってましたがキャンプサイトに着くなり雰囲気が一転。キャンプサイトの木々が間引きされたように少なくなり視界が開けました。そして一面芝生だったのが砂場に・・・(アレレ?)。管理棟に行ってわかったのですが7月の豪雨に見舞われ玖珠川が氾濫。キャンプサイトが水没し、土砂が1mほど積もった写真が貼ってありました。キャンプ場が営業できる状態に戻すまでどれだけの労力・苦労があったか想像に絶します。完全復旧を目指し芝も徐々に植えてるそうです。感謝の気持ちで一杯です。 

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  長男がいないので今回は次男と3人。カタログ落ちのアメニティドームと先日購入したアメニティータープヘキサLの初張り。霧雨たまに小雨と少々条件の悪いなかさっさと設営(我ながら皺もなくキレイに張れたと自画自賛)。お洒落に過ごすためのレイアウトを入念に!と言いたいのですが我が家は必要最低限のギアしか持参しないので至ってシンプルです。

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  少し寛いで夕食の準備。次男が大好きなBBQですが私と妻はハッキリ言って飽き飽き状態。鍋で暖を取りながらゆっくりしたいのですが次男がもう少し成長するまで我慢と思ってます。さぁ火起こしジジイと飯炊きババアの二人で支度します(少しは手伝え!)。

 

献立は、

・冠地鶏のモモ肉(画像:炭火のもも焼き。タタキもサイコー。地鶏でNo.1です)

・ウィンナー(一袋)

・車エビ5尾

佐賀牛ロースステーキ359g。個体識別番号で生産者を見るのが好き(アホ)

・国産和牛カルビ 佐賀牛が脂ベトベトなので赤身が多い部位を選んでます。

・野菜 / ピーマン、椎茸、エリンギ、etc.

 

 お腹をパンパンに満たしたら敷地内の温泉で体を癒し焚火でまったりです。妻と次男は更にマシュマロとチョコレートを爆食いしてますが私は毎回NG。雨が降ったためか気温が下がらず焚火は暑いくらいに感じました。夜10時過ぎには雨雲も抜け満点の星空。それからテントに入り長男に電話。スピーカーにして全員で話せる状態にしましたが妻だけ睡魔に侵され半意識不明・・・撃沈。早めの消灯となりました。

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  翌朝6時前に起床。外に出るとまだ真っ暗でしたが霧で真っ白。

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  少したって妻がゴソゴソと起きだし、キャンプ場に隣接する神社へ早朝参拝に出かけました。いつもは長男が付き添う羽目になるのですが本日の犠牲者は私。もちろんお目当ては御朱印。神社まで徒歩で5分ほどですが途中7月豪雨の傷跡が生々しく残ってました。この場所も芝生が一面に張り巡らされた緑豊かな場所ですが土がむき出しになってました。画像中央の色づき始めた銀杏が印象的です。

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  霧も抜けはじめ最高の天気の予感。手水場には粋な計らいがあり妻は感激。参拝後、御朱印調達。今日の日付で書置きしたものが社務所?に置いてありますので300円払って頂きます。

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  早朝参拝もそこそこにテントに戻って次男を起こし朝食。

いつもはカップ麺なのですが、ここのキャンプ場はチェックアウトが12時と遅いためホットサンド&オレンジジュースまたはホットコーヒー付き。ホットサンドの具材はベーコン、ダブルチーズ、スクランブルエッグ。解放感ある自然の中で食べる朝食は別格。

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  食後は撤収作業。日が差したのでテント、タープの乾燥もできて大満足。

 

 子どもが成長するにつれ次男もキャンプに来なくなるのかなぁと思うと寂しい気もします。しかし、妻と二人きりで過ごすキャンプもいいのかなぁなんて思ったりします。子ども中心の生活のなかで妻と二人きりで過ごす時間ってありませんから。

 

GANTIER CAUSSE (ガンコス)/ Peccary Gloves

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 GANTIER CAUSSE (ガンコス)/ Peccary Gloves

 

 GANTIER CAUSSE / 通称ガンコス。創業時(1892)の GANKOS (GANTS CAUSSE) が親しまれてフランスでは現在でもそう呼ばれてるらしいです。

 人の皮膚に最も近いレザーといわれるペッカリー。Dents がとても有名だが革の質感・縫製技術を上回るのがガンコスだと(勝手ながら)思ってます。そのガンコス!フランス版人間国宝の一族のコース家4代目が伝統技術を継承しており、エルメスOEMも手掛ける実力と実績があるとのこと。

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  Dents もそうだが手縫。複雑な手の形に合わせ立体的に縫製しているため、使い始めから手に馴染み、使い込むと手と一体化した感覚に陥る感覚を体験してみようじゃないか。そのフィット感は、革自体の伸びを考慮したカッター、シュエービング、縫製等の技術の集大成だと思います。 

 

 数年来憧れのグローブだったが買う機会に恵まれなかった。もともと日本への入荷数が少ないうえ、思い出した時には既に手遅れで在庫切れという失態の連続。そして遂に日の目に遭うことになりました。って大袈裟だが要はタイミング。

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  タイミングといったのもも1年また1年と逃した代償は大きく価格がぴょ~んと上がっているし・・・(マジ)。特に革製品の値上げは著しい。

 さてこのグローブは甲側にボタン付きのフラッグシップモデル(HONORE)。だが画像で分かるようにボタンが大きすぎてボタンホールを通すのは至難の業(飾り?)。無理やり通して革を痛めたら元も子もないのでノータッチ。利点としては腕時計を干渉しないことくらい。

 迷ったのが6色のコレクションからの色選び。琴線に触れたのがCork か Brique 。最終的には自前の服とのバランスで決めたが両方欲しいところ。いっそのこと来年あたりに Dents の Cork 買えばいいんじゃないかとマジで考えたりした(アホ)。  

 ライニングは必要ない。アンライニング仕様。ペッカリーの質感が手に直接伝わらないのはもったいないし、モコモコ感がないシャープなシルエットが重宝できる。グローブを外してもワンポイントのアクセントとして使いたいから。

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  手縫いの縫い合わせ目が外側にあるブリックシーム法(DENTS/HP参考)。均等に手縫されて丁寧さが伝わるのが嬉しい!

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  指が自在に動かせるように水かきの部分にひし形のマチが宛がわれてます。

 手の甲にある3本のラインは装飾的なイメージがあるが人差し指から薬指までの腱の動きを助ける役目をしてるといわれるが実感したことはない・・・。

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  指の部分の1本1本立体的になるように造られ、指先は十字に縫い上げられてるところも見どころの一つ。この辺りも手縫いの醍醐味かなと思う。

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  アンライニング。

 

 言われるがまま少しばかりキツメのサイズなのでサッと脱着できません。しかし一旦手を入れるとヤバイ心地よさに驚嘆。指の長さも全てジャストサイズ。i phone の操作には対応しないが問題なし。携帯依存度はゼロなので電話がかかってきたら掛けなおせばいい。

 

 今でさえ柔いペッカリーが自分の手に馴染んでるので使い込みによる馴染みが想像できない。真冬の楽しみが一つ増えた。手入れを怠ることがなければ長持ちし、エイジングも楽しめますから末永お付き合いのほど宜しくお願いします。