#43 すっかり忘れてた 佐藤繊維

#43週　「暑さ寒さも彼岸まで」というが季節の進みが1か月ほど遅い。10月に入っても連日真夏日だったが先週から10度ほど気温が一気に下がり例年並み。慌てて秋冬物を出すが整理がつかない。夏物のクリーニング送還の選別もあるのだが。

　白金（羊ともいう）ヘアーで有名な社長さんの佐藤繊維。佐藤繊維を知らなくても "991 JAPAN" と云えば made in Japan で有名なニットブランドだ。そして今年スタンダードラインとして『nist』というブランドを発表した。詳細はHPを見てもらいたいのだがコンセプトは「デイリーウェア」。

　そこまでは良かったが先行注文予約販売というウリ文句に乗じて予約していたのをすっかり忘れてた（爆）。5月か6月だったか？記憶が曖昧だ。またタイミングも良かった。今年は「白のケーブルニットを買おう！クルーネックで！」「タートルばかり集めてたから」と思いながら冬物を片付けた矢先だった。それに加え991に興味があったものの価格がネックで放置していた。

　見ての通りミドルゲージ/クルーネック/ケーブルセーター。発送準備に入るとメールが届いて「そうだった」と思い出す。

　素材は自社でブリティッシュウールと南米ウールをブレンディングし、紡績したウール100%。弾力性が高く、ハリコシの強い素材を開発し「SHION」と名付けたとHPに書いてあった記憶がある。

　他にカシミア素材やウール素材のクルーネックプレーンセーターもあったのだが 991 Japanとの違いが判らなかった。わかったところでどうのこうの書こうとは思わないのだが。

　ミドルゲージだと8Gが主流だと思うがコチラさんは7Gとなる。この1Gの差なのか？当然目は細かくなるがケーブルがより一層立体的に見えてくるのが不思議。

　ケーブルのパターンは前身頃、後見頃、袖と同じ模様。脇下がワッフルで両サイドに継ぎ目を確認。前後身頃、袖のパターンはズレなく端正に仕上がっている。解れもないって当たり前か（笑）。

　シームは身頃の両サイドにアームと標準的な縫製。だと思う。

　袖口と裾口のリブを重ねてみたら袖口のリブの方が若干長い。

　解れなどはなく流石ジャパンブランドの安心感。これだけ拘りを持てって作っているので毛玉も少ないものと期待したい。納品確認のために試着はしたがあまりにも暑いため速攻で脱いだ。コーディネートは無理。