唐津焼 菅ノ谷窯
磁器、陶器問わず焼き物初心者なので記事に間違いがあると思いますが、唐津焼をざっくり。茶碗は古くから「一楽二萩三唐津」と言われるほど有名。素朴な中に風合いがあり、魅力は「用の美」を備え「作りて8分、使いて2分」と言われるほど使い手が育てていくことにあります。それと種類が多いです。
菅ノ谷窯陶芸体験でのご主人の人柄に触れ、かねてから欲しかった唐津焼のご飯茶碗を買うことができました。唐津焼の種類や釉薬などレクチャーしてもらいながら日常使い用のご飯茶碗を見せてもらうことに。素人の私が選ぶポイントはデザインと持ちやすさだそうです。使ってナンボ!割れてナンボなので高価なものは念頭になく、ご主人からも3,000円から5,000円くらいのものを勧められました。
購入するにあたり自分のだけ買うのはどんなものか?帰宅してから妻からグチグチ言われるか?(「どうして私のはないの?」って)という思いもあり妻のも購入。コントラストな夫婦茶碗となりましたが思い出の逸品となりました。
私のは黒唐津。
妻のは粉引唐津?それとも斑点があるので斑(まだら)唐津?今度寄ったときに確認したいです。
黒唐津 鉄分を多く含んだ釉薬を用いて焼き上げたもので、鉄分の量や酸化の度合いによって飴色から褐色、深い黒まで発色は様々です。私が選んだものは深い飴色。
粉引唐津 褐色の素地が半乾きのうちに白い化粧土をかけ、さらに灰釉などをかけて焼いたもの。斑唐津 白濁した藁灰釉を用いて、青や黒の斑点がある。
使い始めは釉薬の隙間?から水分が浮いてきて、使えば使うほど表情(色彩)が変化していくそうです。特に湯呑やコーヒーカップなど茶葉の影響をうけ色が変わっていくらしいです。
表情が変わるのが先か?割れるのが先か?大切に使いたいと思います。
あと陶芸体験で作った茶碗が届いたら使い勝手を比べてみたいです。出来栄えの方は作家さんが作ったものと比べるのはあまりにも失礼ですので参考程度に(笑)。また窯元に寄って少しづつコレクション(実用品)を増やしていきたいです。