緊急事態宣言2回目の日曜日 John Lobb を磨く

 　緊急事態宣言後2回目となる日曜日。

　月曜から土曜まで、自戒の念を込めながら、仕事で駆け回ったので今日くらいは "STAY HOME" と思いました。しかしそういくはずもなく、クリーニングを取りに行って、子どものオヤツにタコ焼きを買ってきました（ダメじゃないか）。家族以外で対面したのは二人。ともに店員さん（80％減は達成）。

　そこでの会話は、「お願いします」「はい」「またお願いします」、「10個入り2パック」「はい」「どうも～」の6フレーズ。 

　先週 CHAPEL の靴磨きを終え、John Lobb は残り2足とやる気満々。

　ビスポークから誕生し派生した William 殿下の登場。これも BY REQUEST で 2014年モノ。4月下旬にオーダーし、翌年1月に納品に至った気の長い逸品。出来上がりの電話を貰ったときはオーダーしたことさえ忘れてましたが、ビンテージスティールをお願いしたので更に1か月待ち（爆）。

 　オーダーした点は、BLACK BUFFAO と真鍮のゴールドバックル。

　Dウィズがジャストなんですけど、店長と相談した結果ワンサイズダウンでEウィズとなりました。「#9795のボテッとしたフォルムをDウィズに変更しスリム化することで崩したくない」と意見が一致したからです。それに William 殿下以外にも#7000を使った美ラインのダブルストラップがあるのでそっちを選べばいいことですから。でも実のところつま先のサイズがギリギリセーフで冷や汗もの。

 　William 殿下も Chapel に引き続きスッピンから。淡々と作業をこなし、最後の仕上げは薄めにビーワックス使ってピカリ。今回はオプションでコバも紙ヤスリがけから始まり、最後のワックス仕上げとゼイタクコース（手間と疲れが増すだけですが）！ 

　その甲斐あって『え～眺め』

　外出から戻り本日2足目　John Lobb "DEAUVILLE" #7000 mistycalf/pewter

　2012 By Request これまたバイリクエストですが、この年は革の安定した仕入れが難しく（ホントかな？と今も疑ってますが）、開催日未定の延期。中止かと危ぶまれるなか10月にお祭りが開催されたという異例の年。納品は翌年の5月という国内のビスポーク並み・・・。

　この"DEAUVILL"は日本受注限定50足という超目玉。カタログ落ちとなった Jodhpurboot をオーダーする気満々でしたが瞬殺方向転換。当時ジャーミンストリ―トだとMTO出来るとの情報をキャッチしましたが私にゃぁ無縁。#7000Bを使うことで上品な佇まいを演出してくれます。ダブルストラップでバックルはジョンロブオリジナル。

　museumcalf よりマダラ模様が落ち着いた mistycalf 。そして一番悩んだのが色、カラーです。黒、茶はベタだし、派手目の色はコーディネートに自信がありません。最終的に直感でイイと思ったのがこの pewter という馴染みのない色。なんでも古くからヨーロッパで利用されてきた金属の名称で錫を主成分としてアンチモンや銅を加えた合金で青灰色ということ。

　pewter にやや不安を感じたものの実物を見て吹っ飛びました。GOOD JOB !!

　『これまた、え～眺め』

 　振り返ってみると johnlobbはストラップばかり、しかもダブル・・・。

　もともとストラップが好きなのもありますが、靴を脱ぐ機会が多いのもあり急いで靴を履くとき、ストラップの、方が楽ってのもあります。

　特に年配の方が多い宴会等は座敷が必須。〆の挨拶に万歳三唱を終えると出口は行列ときます。靴紐を悠長に結ぶと「まだか、まだか、早くせぃ」のオーラがプンプンのせっかちジジィ。止む無く靴紐を結ばず人気がない場所まで移動しますが、その移動の間に靴紐を自分で踏んでしまうことが嫌なんですよね～。濡れたら最悪だし、トイレから出た人の後を踏んでるかもしれないと思うとゾッとします。ですから会場で靴を選ぶということもじゅーよーです。

　さて今度の日曜も靴磨きに精をだすか？選択するか？他の何かを手入れケアするかそれとも休息するか？どうする？